今回は、「悩みの時間」 の、実際の場面での効果的な実践方法のご紹介です。
(ご紹介している方法は、受験生とそのご家族の方々はもとより、誰にでも適応できるものです)
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2. 悩みの時間を決める
‘悩んでいる時間は非効率的だから悩まないほうがいい’とわかっていても、 悩みは出てきます。であれば、悩む時間を決める といいのです。
週刊文春 の記事の中では、「悩む時間を1日10分~15分間と決めて、あえて悩む時間を作る」 と掲載されましたが、編集部の方に当初提案していたことは、実は、以下のようなもっと積極的な内容でした。
①悩みの時間ではなく、悩みの‘時間帯’を作る
「悩みの時間1日15分間」などと決めても、その曖昧さから、悩みの時間を日に何度も持ってしまったり、ついズルズルと長くなったりします。そうならないために、【悩みの時間帯】を先に決めてしまうといいんです。 (例えば、9:50p.m.~9:59p.m.というように)
② symbolization (象徴化)Ⅰ;‘悩みの小箱’ を作る
悩みの時間帯を決めても、すぐには身につきにくいもの。そこで、悩みを ‘悩みの霊’ という風に ‘実体化’ し、その霊を封じ込める小箱か引き出しを用意します。そして、封印をとく時間帯を箱に 書く のです。(→古賀式;選択理論心理学 の応用)
③ symbolization (象徴化)Ⅱ;‘悩みの霊’ と対話する
「 やばいよ
得意科目で失敗したし…
もうダメだ~
」 と、あなたに否定的な思いを吹き込む
悩みの霊がおそって来たら、「ちょっと待って!まだあなたの時間じゃない。時間になるまで小箱(引き出し)の中に入ってなさい!」 と言って 悩みの霊を封じ込めます。
ただし、(悩みの霊との)約束は守ってあげる。ここがポイントです!
例.9:50~9:59を悩みの時間と決めたら、9時49分59秒までは数学なら数学と、決めていたことをきちんとやる。9時50分になった瞬間に勉強道具をしまい、「出てきていいよ」と言って悩みの小箱を開く。そして、その時間帯は思いっきり泣き叫ぶことを許してあげる。「
やばいー
得意科目で失敗したー
もうダメだ~
父ちゃんのせいだ
母ちゃんのせいだ
姉ちゃんのせいだー
」 →
10:00の時報とともにピタッとやめる。そして何も考えず、おもむろに教科書を開き、勉強を再開する。
このことは可能です。なぜなら、悩みも‘選択’の結果 であり、コントロールできる からです。
なお、この時間内の叫びは一切否定せずに受容してあげましょう。勿論、その内容が明らかに自己中でゆがんだものだとしてもです。それが最高の周囲の気遣いです。
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* 「悩みのコントロール」 という考え方は、ユダヤ人の精神科医ウィリアムグラッサー博士の 〔リアリティセラピー/現実療法→選択理論心理学〕 に基づいています。日本では柿谷正期・柿谷寿美江理事長ご夫妻が約20年ほど前から集中セミナーや講演活動などを通して広められてきました。このリアリティセラピー。私も20代の時から学ばせて頂き、現在の私の教育のアプローチ法の根幹をなすものとなっています。
ご興味・ご関心のあります方は、リアリティセラピー,現実療法,選択理論心理学、または柿谷正期先生か柿谷寿美江先生のお名前で、ご検索なさってみてください。この考え方は、現在多くの分野に適応されています。
『受験生に周囲ができる心遣いbest10』 は、週刊文春 1月22日号 p.50-p.51 にあります。 まもなく販売終了(発売日1月15日‐21日?)ですから、是非ご覧ください。
次回のブログも、週刊文春 1月22日号の 『受験生に周囲ができる心遣いbest10』 に掲載された記事を紹介します。引き続き、是非ご覧ください。ご友人、お知り合いの方にもご紹介いただけましたら感謝です。
『悩んでいるヒマがあったら行動する。悩みも‘選択’の結果である』
『人生で最も無駄な時間は迷っている時間である』
では、受験生のみなさん、ベストを尽くして下さい! 未来を見つめて
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(このブログは、私の力の欲求や人気度のためでなく、新しい教育法の認知度が高まるためにしています。是非お知り合いの方にもご紹介ください。)
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このblogの最上部(最初の部分)にあるタイトル ~今回であれば〔 悩みの霊と対話する!? 悩みのsymbolization …週刊文春 1月22日号 『受験生への周囲の気遣い』 掲載記事( あえて悩みの時間を作る part.2 )より 〕~ のところをクリックしてください。すると同じ記事が新しく表示されますが、最上部の箇所が 〔 悩みはコントロールできる (あえて悩みの時間を作る part.1) …週刊文春 1月22日号 『受験生への周囲の気遣い』 掲載記事より|メイン 〕 となるはずです。その 「 悩みはコントロールできる (あえて悩みの時間を作る part.1) …週刊文春 1月22日号 『受験生への周囲の気遣い』 掲載記事より 」 の部分をクリックすると、前回のblog をご覧になることができます。
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