和歌山でのプレゼンが終わり、関空からの ANA最終便に乗って、今し方やっと帰宅し、シャワーの後に記事を更新しています。
普段ならこんな遅い時間にブログの更新はしないのですが、今回だけはどうしても吹っ切れない不完了が残り、事実を明らかにしないわけにはいかない気持ちにせり出されて書いています。
今回の和歌山での勉強会(6/21)は、塾の経営者や中堅が対象でした。
基調講演、すなわち、今回の‘塾活性化セミナー’のメインスピーカーの1人で、私の直前にプレゼンをしたN氏は、公然の場で、「塾の教師の教師力は、学校の教師のそれに勝る」と公言しました。
7年前まで学習塾中心の立場をとり、その後、岡山の朝日塾中学校、千葉の暁星国際学園、現在は東京の共栄学園中心に全国の学校の改革を意識して動いている私としては、N氏の発言を、否定できない部分があることは認めつつも、~恐らくN氏は塾に来ている生徒や保護者の声に基づいて語ったのでしょうが…それにしてもあくまでもそれは二次情報です~、にもかかわらず、「私はすべてを知っている」と公言してはばからなかったことには、決してうなづけませんでした。
彼が言いたかったことやその場で行ったことは、TA(交流分析)やゲシュタルト療法を使った20年前に流行ったワークショップの‘初級レベル’のプログラム。
それをさも斬新なアイデアかの如く、また出典を明らかにすることもなく自分のメッセージかのように語る…。
前にもそのような方がいらっしゃったので、私は個人的な場で、「それは誠実さに欠けた良くない行為だ」と指摘したことがあったのですが、いまだにそれが続いている。
しかもそれが、塾業界を代表する月刊私塾界が主催する勉強会のメインスピーカー。
ほと、愛想が尽きてしまって、N氏の後のプレゼンテーターであった私は、実を言うと、全然やる気がなくなってしまっていました。
もしあの場で、N氏批判をしてよかったら、相当に燃えていたかもしれません。
しかし、メインスピーカーのN氏のスピーチを目的に来た方々は、N氏の基調講演が終わると、盛大な拍手とともに帰ってしまい、残った参加者は約半数。
その方々のために、私の中にある‘誠実さ’をもって、精一杯‘届く’プレゼンテーションをしましたが、終わった後も、 飛行機の機内でも、東京都内の
電車に乗っているときも、やはり不完了の気持ちをぬぐえず、今回の記事を書いています。
反復しますが、N氏の語ったことと行ったワークショップは、20年前に流行ったものの超初級レベル。
それを、‘これ’こそが不況の中の塾を救う最新のツボみたいに語るスピーカー。そしてそのような方を最高の秘策の持ち主のように紹介している塾業界の現状。
私自身、20年前(20代後半)の時に、いっさいの遊びもギャンブルもせず、教育改革と自己改革のために600万円~700万円の私財を投げ打って、学び、体得を目指し努力してきました。しかしながらN氏の今回のスピーチは、もし能力開発を20段階ぐらいにレベルを分けてよければ、レベル1~3くらいの内容。
はっきり言いますが、塾業界がそのレベルなら、それに優るレベルの実力をもった学校の教師を私は何人も知っています。
塾業界のパワーが学校に良きものをもたらすことを期待していた私としては、今回ばかりは、本当に‘幻滅’を感じ、「和歌山に行ってほしい」 と私に依頼をしてきた武田利幸氏に、「二度と和歌山には行きたくない」 と答えたような次第でした。
「学校の教師と塾の講師、どちらがいいとか悪いとか」 比べる前に、どちらもまだまだ研鑽を積まなければならない‘求道者’みたいな者だ、という‘謙遜’な自己認識を持ちつつ、次代を担う子供たちと、この国、更にはこの地球の未来のために 『立場をとって行く』 使命感のような意識を強く持たなければ、何も変わらない! という私見をもって、今回の記事を閉じます。
ご意見・反論、大いに歓迎致します。(But,実<じつ>のない机上の空論?には答えません)
リードマネジメントによる授業指導とクォリティスクールについてご関心がおありの方、学校の改革をお考えの関係者の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください。 [email protected]
【後記1;お願い】
ご紹介しています新しい教育法が広まるために、 と、
および
、さらにご協力いただけましたら
のクリックもお願い致します。
このブログは、リアリティセラピー の推奨する クォリティスクール と リードマネジメント による教育法が全国的にさらに認知され、それにより、次世代の子供たちが健全に成長・成功していくための一助となることを目的にしています。お知り合いの方にも是非ご紹介下さい。
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【後記2;前回のblogの見方】
このblogの最上部(最初の部分)にあるタイトル ~今回であれば〔 学校の先生の教師力を笑う塾業界の教務力ってホンモノ? (和歌山・勉強会のフィードバック) ~今回は‘ホンネ’で書きました~ 〕~ のところをクリックしてください。すると同じ記事が新しく表示されますが、最上部の箇所が 〔 和歌山プレゼンテーション 6/21 のアウトライン(?) |メイン 〕 となるはずです。その 「 和歌山プレゼンテーション 6/21 のアウトライン(?) 」 の部分をクリックすると、前回のblog をご覧になることができます。
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