‘教育と子育ての勘どころ’とも言える内的コントロール心理学について、非常によく整理された興味深い記事がありましたので、ご紹介致します。
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精神科医であるW.グラッサー博士は、
日常生活で使われている心理学を
内的コントロール心理学と
外的コントロール心理学に
大別しています。
両者を一言で説明するなら、
内的コントロール心理学は自己統制の心理学、
外的コントロール心理学は他者統制の心理学
と表現出来ると思います。
両者の特徴を理解するために
内的コントロール心理学と
外的コントロール心理学に
快感と苦痛を加えて整理すると
次のようなキーワードが挙げられます。
〈内的コントロール-快感を伴う〉
・興味、関心
・充足感
・達成感
・創意工夫
・収集
・探求
・相手の良さを認める
・与える
・貢献
・選択
・決定
・自己表現
〈内的コントロール-苦痛を伴う〉
・忍耐
・訓練
・研鑽
・自制
・節制
・期待の調整
・葛藤
〈外的コントロール-快感を伴う〉
・褒美で釣る(アメ)
・おだてる
・ほめそやす
・恩きせがましい
・格付け(優越感)
・ワイロ
・支配、統制
〈外的コントロール-苦痛を伴う〉
・罰(ムチ)
・文句
・批判
・責める
・脅す
・無視
・嫌味
・怒鳴る
・格付け(劣等感)
私たちは日常生活の中で、
知らず知らずの内に
内的コントロール心理学と
外的コントロール心理学を使っていますが、
それぞれがもたらすものについては
通常意識していません。
内的コントロール心理学は、
自律性を高め
心の健康に役立ちます。
一方外的コントロール心理学は、
依存関係を生み出し
心の健康を害していきます。
外的コントロールは、特に人間関係において有害だと
グラッサー博士は警告をしています。
自分のしている行動が、
内的コントロール心理学と
外的コントロール心理学のマトリクスの
どの位置に相当するのか時々振り返ることで
外的コントロールの害から
自分を守ることができるでしょう。
《 渡邊 義氏の役職・所属》
・NPO日本リアリティセラピー協会 常務理事
・日本選択理論心理学会 常任理事
・ティーペック(株)契約カウンセラー
・(株)東京メンタルヘルス・アカデミー 契約カウンセラー
・米国ウイリアム・グラッサー協会正会員
・日本カウンセリング学会会員
・(社) 日本産業カウンセラー協会会員
・日本感覚統合学会会員
リードマネジメントによる授業指導とクォリティスクールについてご関心がおありの方、学校の改革をお考えの関係者の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください。 [email protected]
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このブログは、リアリティセラピー の推奨する クォリティスクール と リードマネジメント による教育法が全国的にさらに認知され、それにより、次世代の子供たちが健全に成長・成功していくための一助となることを目的にしています。お知り合いの方にも是非ご紹介下さい。
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