無理は禁物です。
子どもが学ぶことに対して
意欲的になれるように
配慮をすることが大切です。
アメリカの教育工学者ジョン・M・ケラーは、
学習意欲を支えるものとして
ARCS(アークス)モデルを提唱しました。
ARCSモデルは、
次の四つの要素で成り立っています。
◎A(Attention/注意)
学習始まりとしては、
興味・関心を持つことが重要です。
「おや?」、「面白そう」、「すごい」など
期待感が持てるような課題を考えてみましょう。
◎R(Relevance/関連性)
自分に関係ないこと、
意味が感じられないことを
するのは苦痛に感じるものです。
「意味がありそう」、「役立ちそう」、
「やりがいがありそう」と
思えるような工夫をしてみましょう。
◎C(Confidence/自信)
全く不可能と思えることには、
意欲が湧かないのは当然です。
「やればできそう」と感じられるように
難易度を検討しましょう。
◎S(Satisfaction/満足感)
学習の一番の報酬は、
学ぶことで得られる満足感です。
この満足感が次の学習の意欲を
高めてくれるのです。
「できた」、「形になった」、「やってよかった」など
自分の学習の成果を自己評価し、
自分で認められるように支援しましょう。
学びは、本来*楽しみの欲求を
満たすものです。
子どもが学びを通して
上手に楽しみの欲求を満たせるように
学習の支援方法を考えてみましょう。
《 渡邊 義氏の役職・所属》
・NPO日本リアリティセラピー協会 常務理事
・日本選択理論心理学会 常任理事
・ティーペック(株)契約カウンセラー
・(株)東京メンタルヘルス・アカデミー 契約カウンセラー
・米国ウイリアム・グラッサー協会正会員
・日本カウンセリング学会会員
・(社) 日本産業カウンセラー協会会員
・日本感覚統合学会会員
『愛とは他の人々のもつ可能性の探求に誠意を傾けること』
『成すべきことを知り、それが習性となるまで続けることができれば、目標は必ず達成できる』
【古賀のプレゼンテーションのご案内】
*5/31 練馬区光が丘 *6/21 富山第1ホテル
(ぜひ現地でお会いしましょう)
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ARCS(アークス)モデルには,教師と子どもとの関係性が欠けているようです。
公立学校では,教師の子どもに対する「関心」の高さがものを言います。
教育界の抱える大きな問題は,「子どもへの関心が低い」教師にどう自己変革をせまれるか,ということです。
投稿情報: kurazoh | 2009年5 月19日 (火) 02:26
kurazoh様
仰られる通りだと思います。
リードマネジメントは、別名「信頼と尊敬のマネジメント」と言い、教師と生徒との関係が核になっています。
ジョン・M・ケラー氏はリアリティセラピーのセラピストではありませんが、近い発想のものとして今回ご紹介させて頂きました。
kurazoh先生の尊いご意見に感謝致します。
投稿情報: 古賀 俊一郎 | 2009年5 月19日 (火) 13:51
古賀様
わざわざ当方のブログにもご訪問いただきましてありがとうございました。
公立学校の教師に対する「信頼と尊敬」がいつの日か回復しますことを強く願っております。
投稿情報: kurazoh | 2009年5 月21日 (木) 00:36