1.アロックの有効性についての質問
学習塾のみならず全国の学校にも普及し始めている英単語速習装置の アロック の効果について、開発・販売元ではなく私のほうに質問が寄せられることが少なくありません。
理由の1つには、(自分で言うのもおこがましいですが…)、私が‘成果’を出してきた学習塾や学校に於いて、必ず アロック を使っていたからです。
‘成果’とは、中学1年生が1年間で高校レベルまでいっていることです。
‘学校’というのは、このブログ上でも再三触れていますが、
千葉・暁星国際中学校、
岡山・朝日塾中学校です。現在おもに関わっている
共栄学園中学校での成果は、学校とのかかわり方の問題などもありましたから2年目の今年が勝負だと思っています。
2.アロックは本当に有効か?
この質問をされるたびに、私は 「 アロックはとっても使いやすい装置で、成果を出すための確実性を増すために、学習指導する場所に是非あってほしいと、少なくとも私はそう考えています」 と答えています。
このことは、「 アロックがあれば誰でも大きな成果が出せる」 という答えではないことは言うまでもありません。
アロック=万能ではありません。 誰でもに万能な機器などおそらく存在しないでしょう。
しかし、この アロックを用いて大きな成果を出せる ことを期待できる方法があります。…リードマネジメント がそれです。
3.リードマネジメント
私と同じく、 アロックを使って成果を出されている学校や私塾の先生方のほとんどは、おそらく リードマネジメント で指導されていると思います。
リードマネジメント について最も簡潔でわかりやすい説明は、『ボスマネジメントの反対』 という説明でしょう。
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ボスマネジメント とは、その名の通り、上から目線で 命令・脅迫・強制 を伴う関わり方です。( リアリティセラピー では、これを 【外的コントロール】 と言います)
一方、 リードマネジメント は、 【選択理論】 を基盤とし、‘支援的’なアプローチを前提とします。(*【校内塾サポートシステム】の‘サポート’という名前の由来はここにあります)
リードマネジメント では、教師自身が模範となり、あらゆる機会を使って、上質の本質は絶えざる改善であることを教え、教師の側からは決して批判的評価をせず、子ども自身に【自己評価】(Self Evaluation)をさせながら進めていき、同時に、【基本的欲求】の充足できる学習環境・関係作りに努めます。
ゆえに、リードマネジメント では、指導する側の‘態度’(being)が問われます。すなわち、「どう生徒を導いていくのか」以上に、「どのような教師であるのか」が重要な意味を持ってくるわけです。
4.求められるのは‘あり方’(being)
では、 アロック は リードマネジメント を必要とするので、難しいということになるのでしょうか?
そうではありません。§.3で書いたことは、 アロックに限らず、子どもに真の‘自立’を促したいと願っているすべての方に必要なあり方(being)のことなのですから。
ロバート・ウォボルディング博士が、リアリティセラピーのカウンセラーのために、意識すべき態度として挙げた次の5点は、教師にも当てはまるとても大切な態度として参考になると思いますのでご紹介致します。
◎冷静であること
◎改善できると信じること
◎熱意を持ち、肯定的であること
◎動じない、公正であること
◎誠実であること
上手くいっている時だけでなく困難な時にこそ、この5つの態度を実践することには大きな意味があると言えるでしょう。
*今回の記事は、日本リアリティセラピー協会 常務理事の渡邊 義氏の記事を参考にさせていただきました。渡邊氏は静岡で神栄カウンセリングセンターの代表を務めると同時にリアリティセラピー静岡支部の学習会のご指導にもあたられています。ご関心のあります方はご検索下さい。渡邊先生、神栄カウンセリングセンターへのお問い合わせのメールはこちらから... [email protected]
《 渡邊 義氏の役職・所属》
・NPO日本リアリティセラピー協会 常務理事
・日本選択理論心理学会 常任理事
・ティーペック(株)契約カウンセラー
・(株)東京メンタルヘルス・アカデミー 契約カウンセラー
・米国ウイリアム・グラッサー協会正会員
・日本カウンセリング学会会員
・(社) 日本産業カウンセラー協会会員
・日本感覚統合学会会員
『行動を変えれば結果も変わる』
リードマネジメントによる授業指導やクォリティスクールについてご関心のある方、学校の改革をお考えの関係者の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください。 [email protected]
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