1.タラント(才能)探し
銀座の英会話学校で Multiple Intelligences というテーマで discussion をした際に、面白い資料をもらいました。「タラント(才能)探し」 とでも言えばよいのでしょうか。自己分析ワークシート。よくあるパターンですが、各項目ごとの質問に答えながら、ポイントを数えていって、自分の中にある隠れた才能に気づかせるという、あれです。
タラントの種類は8分類。Word smart (言語・語学),Number smart (数学),Body smart (身体能力),People smart (対人関係),Music smart (音楽),Picture smart (絵),Self smart (自己洞察),Nature smart (自然・環境)です。
不思議なもので、この手のワークは何度やっても‘自分の予想’に反する結果が出てきます。(…私の場合ですが) 「全然自分のことがわかっていない」 ということを知れば知るほど、「まだまだ能力開発の余地がある!」 と思えて、ワクワクしてきます。
ちなみに私の場合、当然 Word smart (言語) か Self smart (自己洞察) が1番だろうと思っていたのですが、意外にもトップは Picture smart (絵)でした。
2.『自分を知る』ことの大切さ
『自分を知る』 ことは、健全な自己愛を育む ための必要不可欠な作業と言えます。なぜなら誰も、知らない人を愛することはできないからです。自分をより深くを知ることは、自分をより大切にすることにつながります。
3.なぜ『健全な自己愛』を持つことが大切なのか
健全な自己愛のことは、このブログの中でも再三扱ってきました。
健全な自己愛を持っていないと、せっかく多くの才能を持っていても、
他人と比較して気分がアップダウンしたり、
自分がダウンしないために他人を引き下げたり、
ダウンしそうな自分に直面することを回避するために目標達成に役立たない無駄なことにエネルギーを費やしてしまう傾向が人にはあります。
ですから、次代を担う子どもたちを成功させるために必要なのは、偏差値至上主義的な5教科の詰め込みなのではなく、健全な自己愛の育成も含めて、心の筋肉をつけていく ことだというのが私の見解です。
(*度胸をつけるという意味ではありません)
4.コーチングのできる教師の育成を
この作業は、週1回の道徳の授業ではできません。また、実存主義に染まった世界に育った現代の子ども達に「かくあるべし」を教える道徳はあまり意味を持たないとも思います。
ですから、ホームルームや個別指導、受け持ちの教科の授業、課外活動等のすべての時間を通して、生徒と接するすべての場面で、コーチング的アプローチができる教師を育成することが期待されます。
観念的な心理学ではなく、本格的に実践・実用的な心理学を私が学び始めたのは約20年前です。当時はまだコーチングという言葉はなかったのですが、リアリティセラピー(選択理論心理学)を使って同じアプローチをしてきました。結果は、学校でも、学習塾でも、眠っていた生徒が生き返り、素地のある子はますます伸びていき、岡山(朝日塾中学校)でも千葉(暁星国際学園)でも‘あのような成果’を得るに至ったわけです。
今回の記事、文科省および学校経営者の方に読んで頂ければと願うものです。
『成功は健全な自己愛から始まる』
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