1年がまもなく終わろうとしていますが、この年はあなたにとってどのような1年だったでしょうか?
ちょうど階段を1段ずつ昇って行くように、昨年より今年、今年より来年。その位置づけの中で、私はいつも、‘今’の意味と価値を受けとめています。
こどもたちによくこんな話しをします。
「(ウサギとカメの話ではないですが) いつもはゴールに向かって、ただ一心に目標を見つめて前向きに歩もう。しかし、節目となるところに来た時、その時にはふり返ってみることも大切だ。そうすることによって、自分の現在地が分かり、ここまで頑張って昇ってきた自分を承認することができる」と。
「過去・現在・未来。そのどれをも否定する必要はなく、すべてが意味を持ってつながっており、そのどれもが自分なんだ」と。
哲学的な言葉で言うと、普段の多くの時間は【対人】関係の中で‘見られる自己’を生きている。しかし、時には自分自身と対峙し、【対自】関係の中で‘見る自己’を意識し、自分を承認する時間を持つことが、もっと自分を大切にでき、健全な自己愛を持つことができる秘訣だというメッセージです。
しかし、~あるいは、あなたもご存知かもしれませんが~、欧米の哲学・心理学・カウンセリングの世界では、【対人】、【対自】関係以外に、【対神】関係の中での自己も大切に考えられています。
その3つの関係の中で、自分の過去・現在・未来を見つめていく時に、虚無感や自殺願望は消え、はじめて(あらためて)自分の価値と存在意義を知り、空しい生き方のゲームから離れて、建設的で未来に希望を持った生き方ができるようになるようです。
その3つの関係を見事に書き表した詩を紹介します。紀元前1000年(今から3000年前)にイスラエルの統一王朝の2代目の王であったダビデ王の詩です。
『わがたましいよ。主をほめたたえよ。
私のうちにあるすべてのものよ。聖なる御名をほめたたえよ。
わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。
主は、あなたのすべての咎を赦し、あなたのすべての病をいやし、
あなたのいのちを穴から贖い、あなたに、恵みとあわれみの冠をかぶらせ、あなたの一生を良いもので満たされる。』 (詩篇103編1‐5節)
新しい年が、あなたにとってさらに飛躍の年となるように、この年の終わりに、あなたの過去・現在・未来に、静かに心を向けてみる時間を作ってみてはいかがでしょうか?
それでは、よいお年をお迎えください。 今年も、ありがとうございました。 (古賀)
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