1.人間は機械やロボットではない,ということ
内的コントロールの有意性・優位性については、今回のシリーズのみならず、このブログ【校内塾サポートシステム】の立ち上げ当初から触れてきました。
教育は‘操作’ではありません。人間は機械やロボットではないからです。
今回のシリーズの中で、‘ほめる’ことさえ外的コントロールに過ぎないと書いた理由がそこにあります。
他人を「どうにかしてやろう」と思った時点で、すでに外的コントロールの要素(危険性)をはらんでいる、と書いたほうがわかりやすいでしょうか?
繰り返しますが、人間は、~大人も子供も、たとえどんな人であったとしても~、機械やロボットではなく、尊厳と理性と人格をもった存在なのです。
***************************
2.では、教育の可能性はどこに?
叱ることも褒めることも外的コントロール。他人を‘操作’することは間違いというのであれば、教育の可能性はどこにあるのでしょうか?
ここで、私が千葉県木更津市にあります学校法人暁星国際学園でクラス担任をしていた時のケースを例に出してみましょう。
朝テスト、…しませんでした。(学校の規定により他教科の先生の分は実施しました。)
夏休みの宿題、…出しませんでした。しかし9割近い生徒が自分から、自分にとって最も役に立つ効果的かつ興味のある学習に取り組んできました。冬休み、…やはり宿題を出しませんでしたが、全員が自主的に自分のためになる効果的な学習に励んできました。
その結果、私が受け持っていた中学1年の約8割の生徒が、英語検定3級、準2級、2級に合格しました。暁星国際小学校から持ち上がりの、もともと素地のあった4人の生徒は、中1の1月で準1級に挑戦しましたが、これは残念ながらダメでした。一般教養と社会性の不足が原因だったと私は分析しています。
何が働いたのでしょうか?
彼らは、自分の内側からそのような気持ちが起きてきて(内発的動機)、その上で、自分で判断し、選択し、自分で責任を負ったのです。
◆◆◆選択理論心理学(改 現実療法,Reality Therapy)の提唱者である精神科医のウィリアム・グラッサー博士も、内的コントロールで育てられた子どもは必然的に学習成績も伸びることを認めています。 そして、その実証のために…多くの犠牲を払いながら(涙)…今なお私は動いています。各学校で関わってきた生徒達が出した大きな成果と、このブログは、そのための証しです。◆◆◆
では、どうすれば、あの子たち(暁星国際学園の‘あの’生徒達)のような‘あり方’(being)が創れるのでしょうか?
~TO BE CONTINUED (内的コントロール教師 part.5 に続く)~
*この記事内容は、東京・新宿で11/19に開かれた日本教育者セミナーでのプレゼンをもとに書いています。
*******************
リアリティセラピーの提唱者であるW.グラッサー博士も、こどもの考え方の変容(成長)に伴い学力もアップすることを認めています。
(cf.クォリティスクールとグラッサースクール)
偏差値30,40~の学校が偏差値60,70~になることは可能です。
リードマネジメントによる授業指導とクォリティスクールについてご関心がおありの方、学校の改革をお考えの関係者の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください。 [email protected]
【後記1;お願い】
ご紹介しています新しい教育法が広まるために、 、
および、
のクリックのご協力をお願いします。、さらにご協力いただけましたら
のクリックもお願い致します。
このブログは、リアリティセラピー の推奨する クォリティスクール と リードマネジメント による教育法が全国的にさらに認知され、それにより、次世代の子供たちが健全に成長・成功していくための一助となることを目的にしています。お知り合いの方にも是非ご紹介下さい。
***************************************************
【後記2;前回のblogの見方】
このblogの最上部(最初の部分)にあるタイトル ~今回であれば〔 内的コントロール教師 (part.4)…他人を‘操作’することの間違い 〕~ のところをクリックしてください。すると同じ記事が新しく表示されますが、最上部の箇所が 〔 内的コントロール教師(part.3)…ほめる教育の間違いと、このブログの目的 |メイン 〕 となるはずです。その 「内的コントロール教師(part.3)…ほめる教育の間違いと、このブログの目的 」 の部分をクリックすると、前回のblog をご覧になることができます。
**************************************************************************
リアリティセラピーの提唱者であるW.グラッサー博士も、こどもの考え方の変容(成長)に伴い学力もアップすることを認めています。
(cf.クォリティスクールとグラッサースクール)
偏差値30,40~の学校が偏差値60,70~になることは可能です。
リードマネジメントによる授業指導とクォリティスクールについてご関心がおありの方、学校の改革をお考えの関係者の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください。 [email protected]
*******************
初めてこのブログをご覧くださっている方は、ぜひ 推奨順にお読みください。
各学校での成果の秘訣を紹介しています。 *********************************************
*推奨順 に進むためには、ここをクリックしてください。⇒はじめに
*************************************************************************
コメント