1.叱っても駄目、ほめても駄目?
内的コントロールの成否は動機付け(どのようにして、こどもにそのような気持ちを起こさせ得るか)にかかっていることを前回の記事でふれました。
これは、子どもに関わる立場にある方々(親や教師)だけに限らず、会社であれば部下に対する上司のアプローチ、さらには、自分が自分に対する時のあり方にも当てはまるテーマです。
****************************
この動機付けとエンロールメントについて考えていただくために、去る11/19(2009)の日本教育者セミナーにおきまして、私のプレゼンの際に、参加者の皆さんに次のような質問を振ってみました。
「女の子がだだをこねて道端にしゃがみ込んでいます。その子を100m先の駅まで連れて行かなければなりません。あなたならどうしますか?」
まず出てきた参加者の方からの答えは、「起きなさい」と叱る・命じる・説得するというものでした。しかし、これらの外的コントロールでは子どもは立ち上がらないことは、教育現場を知っている会場の皆さんは容易に理解されました。
次に出てきた参加者の方からの答えは、「あそこまで行ったら、何か買ってあげるからね」というものでした。このようなアプローチは一時的に功を奏することもあるかもしれませんが、すべての子どもに普遍的に当てはまるものではありませんし、継続するものでもありません。むしろ、大人(親・教師・上司)の目を見てしたたかに生きるこうもり人間を産み出してしまいます。そこには何らの自立性もありません。ほめる・おだてる・褒美でつるというアプローチも所詮は外的コントロールに過ぎないからです。
***************************
叱っても駄目、ほめても駄目。…では、どうすればよいのでしょうか? いったい、どのようにすれば、こどもにそのような気持ちを起こさせ得るのでしょう?
***************************
2.『内的コントロール』教育が未来を変える…このブログの目的
私の確信する答えは内的コントロールによる教育です。そしてその成功の鍵は、子どもの脳の中にある上質世界にあります。
内的コントロールで育てられたこどもは、自分の内側からそのような気持ちが起きてきて(内発的動機)、その上で、自分で判断し、選択し、自分で責任を負うようになります。(これを刺激反応理論に対して選択理論と言います)
◆◆◆選択理論心理学(改 現実療法,Reality Therapy)の提唱者である精神科医のウィリアム・グラッサー博士も、内的コントロールで育てられた子どもは必然的に学習成績も伸びることを認めています。 そして、その実証のために…多くの犠牲を払いながら(涙)…私は動いています。各学校で関わってきた生徒達が出した大きな成果と、このブログは、そのための証しです。⇒このブログの目的◆◆◆
この内的コントロール教育のアプローチについて、次に具体的に話していきましょう。
~TO BE CONTINUED (内的コントロール教師 part.4 に続く)~
*この記事内容は、東京・新宿で11/19に開かれた日本教育者セミナーでのプレゼンをもとに書いています。
*******************
リアリティセラピーの提唱者であるW.グラッサー博士も、こどもの考え方の変容(成長)に伴い学力もアップすることを認めています。
(cf.クォリティスクールとグラッサースクール)
偏差値30,40~の学校が偏差値60,70~になることは可能です。
リードマネジメントによる授業指導とクォリティスクールについてご関心がおありの方、学校の改革をお考えの関係者の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください。 [email protected]
【後記1;お願い】
ご紹介しています新しい教育法が広まるために、 、
および、
のクリックのご協力をお願いします。、さらにご協力いただけましたら
のクリックもお願い致します。
このブログは、リアリティセラピー の推奨する クォリティスクール と リードマネジメント による教育法が全国的にさらに認知され、それにより、次世代の子供たちが健全に成長・成功していくための一助となることを目的にしています。お知り合いの方にも是非ご紹介下さい。
***************************************************
【後記2;前回のblogの見方】
このblogの最上部(最初の部分)にあるタイトル ~今回であれば〔 内的コントロール教師 (part.3)…ほめる教育の間違いと、このブログの目的 〕~ のところをクリックしてください。すると同じ記事が新しく表示されますが、最上部の箇所が 〔 内的コントロール教師 (part.2) …刺激反応理論がもたらす弊害。 |メイン 〕 となるはずです。その 「内的コントロール教師 (part.2) …刺激反応理論がもたらす弊害。 」 の部分をクリックすると、前回のblog をご覧になることができます。
**************************************************************************
リアリティセラピーの提唱者であるW.グラッサー博士も、こどもの考え方の変容(成長)に伴い学力もアップすることを認めています。
(cf.クォリティスクールとグラッサースクール)
偏差値30,40~の学校が偏差値60,70~になることは可能です。
リードマネジメントによる授業指導とクォリティスクールについてご関心がおありの方、学校の改革をお考えの関係者の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください。 [email protected]
*******************
初めてこのブログをご覧くださっている方は、ぜひ 推奨順にお読みください。
各学校での成果の秘訣を紹介しています。 *********************************************
*推奨順 に進むためには、ここをクリックしてください。⇒はじめに
*************************************************************************
コメント