1.モンスターペアレント vs 素晴らしき‘母’達
モンスターペアレントという言葉を知らない方はいないと思います。
恐ろしいのは、マスメディアが記事にすることによって、ほとんどの人がそのようである、または、それをしていると思いこんでしまう事です。
事実、素晴らしき‘母’をされている方々は、もっとたくさんいます。
先日も、共栄学園の保護者会の後、職員室の外の廊下で、数名の保護者の方々がこのような話をされていました。
「子供をほめたほうがいいのかしら?怒ったほうがいいのかしら?」 「たくさんほめるようにしたら子供が良くなってきたわ」 「あら、でもほめるばかりじゃダメなんじゃないかしら?」 「そうねえ。」 等々。
なんと熱心なお母様方だろうと思って聞いていましたが、その場では私は口をはさむことはしませんでした。
2.ほめるだけでは届かない
ほめるだけでは、たしかに足りません。それだと子供が万引きした時に、「あら、じょうずに取ったわねー!」 ということになります。
では、どうしたらよいのでしょうか? ほめたり、怒ったりをケースバイケースで使い分けたらよいのでしょうか?
もし一貫性がなく、ある時はほめ、ある時は怒るということをしていたら、子供は‘人の顔色をうかがう’子になってしまいます。 大切なポイントは、ほめたり怒ったりという何か‘行為’をすることにあるのではなく、親のほうで確かな 判断基準 を持つことです。
3.『受容』と『肯定』は似て非なるもの
判断を難しくしてしまっている理由の1つは、子供を‘受け入れる’時に、『受容』 と 『肯定』 をごちゃまぜにしてしまっていることにあります。
『受容』とは、無条件にOK!OK!と受け入れることではありません。それは受容ではなく『肯定』です。「肯定」は、時に子供を スポイル(spoil)します。
『受容』は、善悪の価値のフィルターを否定しません。
先程の例で言えば、子どもが万引きした時に、「よく取ったね」と褒めるのが『肯定』です。何もしないことも同じです。
子どもが万引きした時に、「なぜそんな事したの!お母さんはあんたをそんなふうに育てたつもりはない!万引きしたあんたのこの手が憎い!」と、何度も何度もその子の手をたたき、大泣きに泣きながらその子を抱きしめる、これが『受容』です。
「受容」と「肯定」は一見似ていますが、全く違います。
次代を担う子供達が、素晴らしい未来を創れる子に育っていくために、お互いに、ともに学んでいきたいものですね。
「『選択の質』が未来を決める」
「未来を創れることを知らない者は、くだらないことに時間を使う」
「目標を持っていないからどうでもいいことに夢中になる」
「自分の現在地を認めた時に未来が始まる」
【後記1;お願い】
このブログを読み終えましたら、,
,
をクリックしてください。 ご協力を感謝します。
(私の力の欲求や人気度のためでなく、新しい教育法の認知度が高まるためにしています)
**************************************************************************
【後記2;前回のblogの見方】
このblogの最上部(最初の部分)にあるタイトル ~今回であれば〔 『受容』と『肯定』のはき違い part.2 〕~ のところをクリックしてください。すると同じ記事が新しく表示されますが、最上部の箇所が 〔 共栄学園 校内塾 & K-Kids S 12/13以降の予定|メイン 〕 となるはずです。その 「 共栄学園 校内塾 & K-Kids S 12/13以降の予定 」 の部分をクリックすると、前回のblog をご覧になることができます。
**************************************************************************
初めてこのブログをご覧くださっている方は、ぜひ 推奨順にお読みください。
各学校での成果の秘訣を紹介しています。 *********************************************
*推奨順 に進むためには、ここをクリックしてください。⇒はじめに
*************************************************************************
コメント