今日、小5の女の子にイタリア語で、翻訳実験をしてみました。
単語の意味だけを先に教えて、その単語を暗記したという前提で訳せるかどうか (単語だけで翻訳できるか?)という実験です。
Se volete, vi faccio vedere la mia casa.
*小学校で英語を正式に学んでいないとは言っても、英語の場合は、いつのまにか目や耳から入ってきて知っているフレーズから類推できる可能性があり、中国語も、同じ理由で、漢字から類推できる可能性があるので、それを避けるために、イタリア語を選んでみました。
【単語の意味】
se(もし~ならば), volete(あなたたちは望む), vi(あなたたちに), faccio(させましょう), vedere (見る),la(その), mia(私の), casa(家)
Se volete, vi faccio vedere la mia casa.
もちろん外国語の素養の全然ない その小5の女の子は、いとも容易く、 「もしお望みなら、あなたたちに私の家を見せましょう。」と訳しました。
◆特別に文法をがっちり固めなくても、とりあえず基本的な英文(伊文)は読めると結論づけるには早いでしょうか?
上の級は別としても、英検で言えば‘3級’程度までは 単語力で合格できそうにも思うのですが、ちょっと言い過ぎ?
(英検協会の方にお叱りを受けそうですね)
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【マニアな方のための豆知識】
イタリア語の、2人称複数が主語の場合の動詞の語尾の -eteは、イタリア語の元である中世のラテン語、さらに、その元である (私が以前学んだ) 古典ギリシャ語 (コイネー) と同じ形です。
同じ語族として言葉が継承されて残っているみたいですね。
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◆古典ギリシャ語は、今から2千年以上前に使われていた言語。日本では、縄文時代末期 から 弥生時代
の頃です。
勿論、その頃このギリシャ語を話していた人々が、 学習塾に通ったり
ラジオ講座を聞いて文法を学んだわけではありません。
検定試験のために学習されていたわけでもありません。
‘生活の場’で使われていたのです。
≪語学の原点≫ がそこにあるのだとすれば、たくさんの単語やフレーズにふれ、なれ親しんでいく うちに、血となり肉となるではないですけど、 ‘モノ’にしていく、いえ、‘なっていく’のが自然なのではないでしょうか。
◆…であれば、全国の学校が、一見単純でムダに思える 【語彙トレーニング】 に、もっと比重を置いた英語学習をしていくならば、今までと違った‘予想以上’の意外な成果が出てくる可能性があるとは思いませんか?
事実、学校で ビリから2番 だった M大附属N高校のT君 が、河合模試で 学校でトップ になった時も、まずこの‘単語力アップ’のトレーニングから始めて、 ①自信を回復し、 ②目処がたつようになり、 ③結果を出す という過程を踏んだわけですから。
関連記事はこちらをクリック……T君の感想文
かつてのT君のように、英語につまづいて、どこから取り返していけばいいか、わからなくなっている中高生にこの方法は、絶対にお勧めです!
ぜひやってみてください。
*株式会社立 朝日塾中学校でも、学校法人 暁星国際学園でも、その成果の背景に、この【語彙力アップトレーニング】があることを、裏付けとして付加しておきます。
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昨年度まで指導していた暁星国際学園の校内塾では、1ヶ月に1000語以上アップした生徒が続出! さらに驚くことに1ヶ月2000語以上アップという成果を出した学生たちもいました。
〔参考1:ここをクリック…月刊「私塾界」 〕
〔参考2:ここをクリック…「驚愕の成果」〕
次回は、株式会社立 朝日塾中学校や 学校法人 暁星国際学園で、 語彙力アップのために、どのようなアプローチをしたか、どのようなツール&システムで 成果を出したのか について、 【上質のツール】という観点からのブログを書いてみたいと思います。
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