‘もともといい成績をとったことがほとんどない子’と、‘以前はよかったのに今は全然ダメ’と言う子では、どちらが早く伸びると思いますか?
もちろん、その子をとりまく諸条件がケースバイケースで異なるので、一概に、通り一辺倒に 「答はこれだ!」とは言い切れませんが、概して言えることは、早く伸びるのは、やはり‘以前によい成績をとっていた事のある子’でしょう。
ここで私が言いたいのは、普通によく言われる、「病気がどこから来ているかを分析して、その原因となっている癌をとりのぞく」という西洋医学的な治療方法のようなアプローチのお勧めではありません。 むしろ、私の(私も) 主張する『自立学習による成績アップ術』は、自然治癒能力による回復を主な手段とする東洋医学的なアプローチに近いと思います。 …ちょっと妙なたとえで分りにくいかもしれませんが。
具体的には、どんなアプローチかと言うと、その子が‘よい成績をとれていた頃に近い状況・環境をセットアップ’していくのです。
もちろん、そのセットアップをする際に、『かつてうまくいっていた時は、その環境・状況の中の、どの因子・どの要素が働いていたのか』 を考える必要があります。
では、どうやってそれを知ることができるのでしょうか? …その子やその子の親との会話からの情報です。(カウンセリング等)
リアリティセラピーの提唱者であるウィリアムグラッサー博士は、≪人が‘充実行動’をとれるのは、その人の脳の中で遺伝子の欲求である「所属と愛」「力」「自由」「楽しみ」が満たされるときだ≫ と主張します。
‘その中のどの欠けが、その子の現在をもたらしているのか’がわかれば、≪環境作り≫の大きなヒントになります。
‘よいイメージ’に近づける(戻れる)道すじを知り、それを可能にする環境のもとに置かれれば、当然のことながら、その子の脳の中で遺伝子は力強く〔欲求充足〕への行動を促すメッセージを発するのです。 その子は再び頑張ります! ⇒これが『自立学習』の根拠になるのです。
*ちなみにこのblogの記事は、NHK のアーカイブ(?)で、東北楽天イーグルス・野村監督の『野村再生工場』の話を見て書きました。『野村再生工場』で復活した選手たちの原理も同じだと思うのですが…(?)
**************************************************************************
【後記1;前回のblogの見方】
このblogの最上部(最初の部分)にあるタイトル ~今回であれば〔 【上質の教師力】 (1) 成績を早く伸ばす(回復させる)秘訣 〕~ のところをクリックしてください。すると同じ記事が新しく表示されますが、最上部の箇所が 〔 (12) ブービーから学年TOPへ(英単語の前倒し)|メイン 〕 となっているはずです。その 「 (12) ブービーから学年TOPへ(英単語の前倒し) 」 の部分をクリックすると、前回のblog をご覧になることができます。前々回のblogに行く時も同じ要領です。
**************************************************************************
【後記2;お願い】
このブログを読み終わるたびに、 か
のどちらかをクリックしてください。 ご協力を感謝します。
**************************************************************************
初めてこのブログをご覧くださっている方は、ぜひ 推奨順にお読みください。
各学校での成果の秘訣を紹介しています。 *********************************************
*推奨順 に進むためには、ここをクリックしてください。⇒はじめに
*************************************************************************
コメント