最近、多くの学校で使われるようになってきているデータベースの有効性についてお話しましょう。
データベースを使った場合の利点は、数え切れないほどあります。
しかし、「 教育は人間力だ! 機械なんかに頼るのはもってのほかだ!」 という考えをお持ちの方々もいます。(*最近は少なくなっているかもしれませんが昔は多くおられました。) そのような考えをお持ちの方には、その先入観の背後に、共通の誤解があるようです。
確かに「器材」そのものは「機械」にすぎません。
しかし、その器材の中の【上質】に気づき、それを使うこどもたちの【上質世界】にリンクさせることができるなら、その時、その器材は‘最高の価値’を発揮して、人の力だけではとても届かないようなところまでの【成果】を導き出してくれるのも事実です。
そして、その(リンクの)過程において、もっとも重要な働きを担っているのは、やはり‘人’なのです。 〔参照; 成功の3要素(右図)〕
データベースにも、最近はいろんな種類があります。 ただ問題集を項目順にプリントアウトするだけに近いものもありますが、それではあまり意味がないでしょう。(使用者が‘ラクをしたい’という目的だけを考えるのであれば別ですが…)。
ここでは、株式会社立 朝日塾中学校や 学校法人 暁星国際学園で使用され、 【あの成果】 を生み出すのに大きく貢献した 吉備データベース に限定して、その価値と特異性・有効性についてふれてみたいと思います。
その前にちょっとだけ、私が吉備システムと出会った経緯を紹介します。
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≪ 吉備データベースとの出会い≫
以前、大分で不登校児童のケアをしていたとき、勉強も教えていくうちに短期間で40~60名の子供たちが集まる塾となりました。心に重荷を負った不登校児たちを、自立のトレーニングの一貫として、そのグループの中に合流させるようにし始めた時、いたずらにセルフイメージの引き下げをさせないために、「レベルの違いを意識させず、また進度の問題を解消する」という目的で、データベースの導入の必要性が出てきました。まだオンリーワンという言葉を知る人があまりいない頃のことです。
当時市販されていたCAIは、まだ未成熟な段階で、「 フィードバックの優れているものを…」 と探していた時に出会ったのが吉備学習システムのデータベースでした。決して安価なものではありませんでしたが、必要性があったので、即、導入しました。 結果、生徒の数が約4倍になりました。対応できるだけの器が用意されたからです。理念が明確であり、目標達成に向けての戦略・戦術が整ったら、やはり次は‘器が先’ということを体験をもって学びました。
後に、リアリティセラピーの研鑽目的で本部のある平塚市に移ったときに、現地の私塾アカデミー学園で数学の主任をしたときも、また、米国のクオリティスクールの研修時に知り合いお世話になったJC初代教育部会長の武田利幸氏の日本教育学院でパワー個別の責任者として指導にあたった時も、さらには、株式会社立 朝日塾中学校や学校法人 暁星国際学園で、校内塾およびクラス指導をしたときも、いつもそこに吉備データベースが使われていたのは、ユニークというか、腐れ縁というか…。
そして、現在携わっている学校法人 共栄学園での プレ校内塾(K-Kids S )での指導においても、非常に有効な働きをしてくれています。 …ここで、 「これなしには考えられないですね。」などと書くと、テレショップの宣伝みたいな感じになりますが、別に吉備学習システム販売から有料広告代
をもらっているわけではありませんので (笑)。
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「なぜか吉備データベースがいつもそこにある」理由として、解釈はいろいろ自由にできますが、‘目的が明確であるから必然的にそこに行きついていた’というのが正しい答だと言えると思います。もちろん、その目的とは『1人1人に手が届く』ということです。
私の中の 【上質世界】 と、吉備データベース固有の 【上質】 がリンクしたわけですね。
≪ 吉備データベースの優位性・特異性≫
吉備データベースを使っての指導の優位性・特異性 は、合理的で(無駄が少なく)、フィードバックが深く、豊富な演習ができる 点です。
学校では、授業時間の多くを 「教える」 ことに割かれる傾向が強いと思います。
生徒の側から言えば、『知る』、そして 『わかる』 のための時間です。
ところが、「わかった!」と喜んでいる生徒がテストで必ずしも良い成績をとるわけではありません。(cf. 左図参照)
「わかってたはずなのに、こんな点数だっ…。」
そのとき、教師はその子に対して、なぜ【成果】に結びつかないのか、その理由をきちんと伝えてあげる必要があります。
そうでなければ、こどもは 「やっぱ遺伝なのかなあ。オレには無理なのかなあ。」 と、勘違いして、大きい小さいの個人差はあれ、【あきらめ症状】 に陥ってしまうでしょう。
この子の間違い(…この子の指導者の間違い)は、『わかる』 と 『できる』 の区別がついていない点にあります。
では、「 わかった!」 と喜んでいる生徒が 「できる」 の領域に到達する (=
テストで良い成績をとれる) ために必要なポイントは何でしょうか?
賢いあなたには、もう答えがおわかりかもしれませんが、次回のblog で、この問いの答と、 一般的には‘無理だ’と思われがちである そのような条件下で、ではなぜ 朝日塾中学校や 暁星国際学園では【成果】を出し得たのか?について、【成果に至る4step】 に基づいてふれていきたいと思います。
~ to be continued ~
『うまくいかない時は間違ったことをやっているだけである』
【後記1;前回のblogの見方】
このblogの最上部(最初の部分)にあるタイトル ~今回であれば〔2.【上質のツール】 (4)機械か人間か?〕~ のところをクリックしてください。すると同じ記事が新しく表示されますが、最上部の箇所が 〔 (3)【上質のツール】を生み出す鍵は???|メイン 〕 となっているはずです。その 「(3)【上質のツール】を生み出す鍵は???」 の部分をクリックすると、前回のblog をご覧になることができます。前々回のblogに行く時も同じ要領です。 (…
←これは、クリップでした
)
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