では、『わかる』 を 『できる』 に変えるために必要なポイントは何でしょうか?
それは 『演習量の差』 です。
右の 【成果に至る4step】 の図に見られますように、 【期待している成果】を導き出すには 、まず、 『知る』 ,『わかる』 ,『行う』 , 『できる』 の4段階を区別する必要があります。
その上で、‘どれくらい『演習』のために時間をとることができるか’ にかかっているわけです。
これを読まれているあなたが、 教育に携わっている方であれば、『それくらいのことは常識、当たり前だ』 と思われていることでしょう。(憤慨されているかもしれません。)
しかし、現実問題として、現場の実情はどうでしょうか? なかなか理解の進まない生徒1人1人を大切にするために、結局のところ 、『知る』 『わかる』 のところで多くの時間を使うことを余儀なくされ、成果に至らしめるのに十分と言えるだけの「演習」時間をとれているでしょうか?
一般的には‘無理だ’と思われがちである そのような条件・状況の下で、 朝日塾中学校や 暁星国際学園では【成果】が出ています。 もちろん全国を見渡せば、まだまだあるでしょう。ただ私は関わった当事者の1人として、この2校を成功事例として紹介させていただいています。
では、 『わかる』 と 『できる』 は、どれくらいステージが違うのでしょうか?
「わかった」 と喜んでいる生徒が 本当に「できる」 の領域に到達する ( テストで良い成績をとれる) ために必要な 『演習量の差』 、すなわち、『わかる』 と 『できる』 のレベルの違いをデパートに例えてみたら、こんな感じでしょうか。
最初は、「わからない」ので心が重く暗い段階の地下2階。そして地下1階‘教授の間’で 『知る』 ことにより、 地上階(1階)‘なるほどの間’=『わかる』 の段階に至ります。地上階ですから‘希望’の光は差し込みますが、まだまだ 『できる』 には程遠く、『できる』 は地上60階にある。…そんな感じです。とにかく、この 『できる』 のレベルに到達するには 『行う』 という作業を避けて通れないのです。
成果のカギは 『行う』 の領域にかかっています!
しかし、残念なことに、 多くの学校では‘ゆとり教育’のカリキュラムも手伝って、演習時間
をたっぷりとることができないのが実情です。 だから学習塾に頼らざるを得ない。
ところが、その学習塾までもが、演習よりも 「教える」、すなわち 『知る』・『わかる』 のほうに比重を置いてしまう。 …完全な悪循環です。
************************************************************************
なぜ学習塾までが 『知る』・『わかる』 のほうに比重を置いてしまうのか?(もちろん、共栄学園プレ校内塾(K-Kids S)のように、上記の例にあてはまらない塾もあるでしょうけど…)
予想できる答① : そうせざるを得ないほど、こどもたちの学力低下が著しくなってきているから。
予想できる答② : 顧客満足を考えて、演習より講義のほうが「塾をしている」という感じを出せるから。
予想できる答③ : 「自習」指導よりも、「教える」ほうが職人としての腕の見せどころだ!と思っている人が多いから。
まだまだ、いろんな答が予想できますが、予想はあくまでも‘解釈’であって、‘事実’は、【演習よりも 「教える」、すなわち 『知る』・『わかる』 のほうに比重を置いている塾が多い】ということです。
**************************************************************************
「今までと同じことをしていたら、今までと同じ結果しか出ない」 …これは黄金律のようなものだと、私は考えています。
では、特別に偏差値が異常に高い生徒を集めたわけではない 朝日塾中学校や 暁星国際学園 は、他校と同じような条件・状況の下にありながら、どのようにしたのでしょうか?
2校は 吉備データベースシステム を使っていると前言しましたが、それによって、どのように ≪時間の創作≫ を可能にできたのかを、『自習』 と 『自立学習』 の違い という観点から、次回のblogにてお話してみたいと思います。
(つまり、吉備システムの中にある【上質】の紹介です) *販売目的ではありません。ただユーザー校はご一読する価値はあると思います。
ぜひ、価値を共有しあいましょう! 目的は、次代を担うこどもたちを成功させ、幸せにすることなのですから。
【後記1;前回のblogの見方】
このblogの最上部(最初の部分)にあるタイトル ~今回であれば〔(6) 『わかる』を、『できる』に変えるもの〕~ のところをクリックしてください。すると同じ記事が新しく表示されますが、最上部の箇所が 〔 (5) わかるのに、なぜできないの?|メイン 〕 となっているはずです。その 「(5) わかるのに、なぜできないの?」 の部分をクリックすると、前回のblog をご覧になることができます。前々回のblogに行く時も同じ要領です。
**************************************************************************
【後記2; 『成果の4step』 について】
出典を明らかにしないのは良くないと思いますので、ふれておきます。
『知る』『わかる』『行う』『できる』の4stepの図は、株式会社アチーブメントの青木仁志氏が、千代の富士の目標達成道をテーマにした【頂点への道】という成功心理学講座を展開し始めたころに、リアリティセラピー(当時は‘現実療法’と呼んでいました) の関係で、いち早く その情報を知り、勉強させていただいた時に学んだ図です。
青木仁志氏の講座は、成功に至るための人生の基本的な事を、フランクリン+米国デイタイマー社の時間管理術+リアリティセラピー(選択理論心理学)等をインテグレートして、企業のみならず個々人にも適応できるようにした素晴らしい講座です。 …ちなみに怪しいセミナーではありません。
さらに面白いことには、青木氏はアロックの武田利幸先生と、ともに、JCの教育部会長だったというつながりもあります。(余談ですが)。
**************************************************************************
【後記3;お願い】
このブログを読み終わるたびに、 か
のどちらかをクリックしてください。 ご協力を感謝します。
**************************************************************************
初めてこのブログをご覧くださっている方は、ぜひ 推奨順にお読みください。
各学校での成果の秘訣を紹介しています。 *********************************************
*推奨順 に進むためには、ここをクリックしてください。⇒はじめに
*************************************************************************
コメント